2019/9/2追記:「みずほJCBデビット」がApplePay対応したため追記。こっちに切り替えた。
2020/4/9追記:「Kyash」がApplePay対応したため追記・一部修正。みずほ最強ではなくなったかも。あと三菱UFJのデビットもApplePay対応した模様。使用感はみずほとほぼ同じ?
2020/5/2 Kyash+楽天デビットが最強かもしれないので個別記事に。→楽天デビット→Kyashオートチャージが最強かもしれない話 また、LINEPayカードのポイント還元が消滅したので追記。
2020/12/24 LINEPay周りのゴタゴタを反映。(JCBプリペイドが新規発行停止/ApplePay対応/バーチャルVISAプリペイド開始)
カオスな記事になりそうなので前提
多分ApplePayだとかQUICPayだとかLINEPayだとか色々ごっちゃになって「ペイペイペイペイうるせぇ!」ってなる気がするのでGooglePayの中のLINEPayのQUICPayで支払います!、前提としていくつか記事内での定義を。
QUICPay/iD、VISA/JCB/MasterCard等
こいつらは「支払いの手段」。店舗で「クイックペイで~」とか言うアレ。
楽天銀行のデビット持って行って店舗で払う時に「楽天デビットで~」とは言わないでしょ?という話。
(ちなみにJNBとかならVISAしかないから一発で分かるけど、VISAもJCBもある楽天でやったらVISAかJCBかで困惑不可避)
多分最も主流なのがこの5種。あと、最近流行りのスマホ上のコード決済はこれと同じ扱い。支払い手段として独自のバーコードを使う感じ。
LINEPay/PayPay/メルペイ等
これは「口座の提供元」と考えればOK。残高抱えてるのも基本ここ。
大体は独自のコード決済で払うけどLINEPayなんかは「LINEPayカード」というJCBブランド付きプラスチックカードがあったり(これ便利)、メルペイもiDとして支払い出来たり。多種多様な残高の消費方法があって面倒臭いことになってる。
ApplePay/GooglePay/おサイフケータイ等
上2つの中間に入ってくる奴ら。スマホ決済界隈がカオスになった元凶。
定義が難しいけれど、「提供元と決済方法の間に入って、様々な機能を付加する」とかそんな感じ。
例えばクレジットカードをApplePayに追加しても新たに決済出来る場所が増えないように、こいつらがいなくて出来ない決済はほぼ存在しない。ただあると便利。そんな感じ。
一昔前に流行ってたおサイフケータイもこの分類。
コード払い・カード払い・タッチ払い・チャージ
多分記事で出てくる用語。いくつか使われ方があるので、これらも定義しておく。また、「○○払い」と「〇〇決済」は同じ定義。
コード払い:「バーコード/QRコードを用いた決済」のこと。
カード払い:「VISA/JCB/MasterCardによる決済」のこと。他のクレカブランドはややこしくなるので一旦例外で。
タッチ払い:「スマートフォン等を端末に接触させて支払いを行う、iD・QUICPay・Suica等の決済」の総称。今回の目的であるAppleWatchの裏拳決済はこれ。
チャージ:「LINEPay・PayPay・メルペイ等の残高を追加する行為」のこと。チャージ元は銀行やクレカ等。
決済手段ごとのメリット・デメリット。
コード払い
○スマホのみで決済出来る安心感。
×対応範囲がまだまだ狭い。
×コードを表示するのが手間。
カード払い
○どこでも使える圧倒的な対応範囲。
○それなりのポイント還元率。
×カードを提示するのが手間。
×カード一枚分財布が重くなる。
×たまにサイン要求されて面倒。
タッチ払い
○カード払いに次いで広い対応範囲。
○スマホで完結するため荷物が増えない。
○例外はあるが、特に面倒な操作をせず提示するだけでいいので楽。○AppleWatch持ちは幸せになれることがある。
×導入条件がめんどくさい。
×スマホ側の対応機種が限られる。
見ての通りそれぞれにメリット・デメリットがあり、「どの決済手段に対応するか」というのはなんとかペイ戦争の重要なポイントでもある。そして当然、全部使えるのが最強。
この記事での目標。
全部使えるのが最強ではあるものの少ないので、ちょっと広めに「対応範囲のカード払い」&「利便性のコード払いorタッチ払い」を持ち合わせているものに限定。
範囲だけならカード払いは最強なので、「使えるところでコード払いorタッチ払い、使えなくても最悪カード払い」という状況を理想とする。現実的に広範囲で利用したいため、ポイント還元率等の囲い込みよりも範囲の広さを重視する。
更に利便性の底上げとして、「1円単位で銀行口座からチャージが可能、或いはチャージが不要」「各決済方法で用いる残高は一箇所のみ」という条件を付加する。代わりに、「二種以上の決済方法において、その提供会社が同一である必要はない」とする。ちなみにクレジットカードは禁止。
以上の条件を満たす中で探してみて、私が辿り着いた5つをまとめてみる。
というわけで、決済方法の比較
軽く調べた感じ、選択肢はだいたい3択。
2020/12/24時点の情報を記載。
1:みずほJCBデビット
対応:カード払い(JCB)・タッチ払い(ApplePay内QUICPay)
2019年8月末、突如ApplePayに対応した日本初のデビットカード。デビットである以上口座での残高管理が可能で、実質的にチャージ手数料が面倒なdプリペイドの完全上位互換。
銀行としても引き出し手数料無料時間帯が存在するため残高の自由な引き出しが可能で、クレカ無しの環境においてぶっ壊れと言える対応力を誇る現状最強のデビットカード。
単体でもカード払い+タッチ払いで強力な上にd払い等のJCB対応のコード決済サービスを組み合わせるだけで簡単に3種の決済方法を揃えることが出来、残高管理の自由度も相まって非常に唯一性が高い。恐ろしすぎて見た瞬間にみずほの口座開設のボタンを押したレベル。
時間帯と使用するATMを守れば手数料はほぼ無料となるが、年1ペースでデビットカードの引き落としが無い場合はデビットカードに年会費が発生する。メインの決済手段として用いるならば年1で使わないことはあり得ない話だが、サブとして持つ場合は注意が必要。
ちなみにApplePay目的で使用可能なバーチャルカードも存在し、プリペイドとしてチャージ可能な他、銀行引き落としのデビット払いとしても使用可能。アプリから簡単に発行可能で、圧倒的な利便性を更に後押しする形になっている。
……と弱点がないかのように書いたが、一つだけ大きな弱点がある。それはサービスの利用停止時間帯が存在すること。
平日は気になりにくいが土曜夜から日曜朝にかけて行われるそれは結構長時間であり、深夜にパッと使用しにくいのは致命的。
全ての引き落としを昼間に集中させる必要があり完璧に活用するには難しいカードであるが、正直なところそれ込みでもあまりにぶっ壊れ過ぎるので是非とも使って欲しい1枚。
2020/12/24追記:メガバンクがApplePay対応を開始。他メガバンクと比較したみずほの強みとしては月1ペースでデビット利用あり・イオン銀行ATMの使用という2つの条件を満たすだけで回数・時間帯・金額全て無制限で手数料無料で入出金可能(みずほマイレージクラブ特典)な点が挙げられる。この点においてはあのゆうちょ銀行すらも上回る利便性を誇るが、それ以外はほぼ差がないので好みで選んでしまって構わない。
その他銀行では未だApplePay対応は少なく、実質的にApplePay対応デビットを探すならメガバンクから選ぶのが正解。
2:LINE Pay
対応:コード払い・カード払い(オンライン限定/VISA)・タッチ払い(ApplePay内iD)
2020/12/24追記、ごっそり仕様変更に対応。
コード決済の需要が落ちる中ついにApplePayに対応、実店舗の決済においてはメルペイのほぼ上位互換となった。しかしJCBプリペイドが発行停止・期限の更新不可になり、新設されたVISAプリペイドはバーチャルカード限定のためオンラインのみとなる。
とはいえiDとVISAを含む3種の決済を兼ねつつも多彩なチャージ手段と1円単位のチャージに対応しており、未だにその唯一性は脅かされることなく健在。
基本的にQUICPayよりiDの方が多少範囲が広く優秀なのでこちらに切り替わったのは高評価。コード決済の店舗がそこまで多くない中、カード決済を実店舗で使えなくなったのは減点。総合的に、決済可能な店舗はかなり減った。
補助的に用いるなら今でも十分優秀なので選択肢にはなりうる。尚ポイント還元はない。
この下は以前の解説のため、半分くらい無視してOK(一部共通点はあり)。
ド安定選択肢。単体でカード払いが使える珍しい奴で、更にGooglePayの経由が必要(実質Android限定)ではあるもののQUICPayでタッチ決済まで可能。ただカード払いのポイント還元率は現状0.5%で、各種デビットカードに一歩劣る形に。→ポイント還元の条件が変更され、基本的にLINEPayカードやコード決済では一切ポイントが付かなくなった。とはいえ現状でもチャージ方法が多彩なJCBプリペイドという利点は残る。
ネット専用のバーチャルプリペイドカードが即時発行出来るのも地味な強みで、実店舗を考慮しないならバーチャルカードで充分だったりする。
(→4/9追記:現在でも「1円単位でチャージ可能」「銀行口座から手数料無料でチャージ可能」「ブランドプリペイド」を満たすカードは非常に貴重であり、残高整理にも使えるため1枚はあると便利)
LINEPayが使えるスマホ版LINEは複数端末非対応だが、専用アプリである「LINE Payアプリ」が配信中。この「LINE Payアプリ」と「スマホ版LINE」を別端末にインストールし、同じアカウントでログインしてやれば2台でコード決済が使用可能(LGV31&iPhoneSEで動作確認済)。
またAndroid限定で「LINE Lite」(現状野良アプリ)がありスマホ版LINEとの同時ログイン可能な仕様なので、これも合わせれば実質スマホ2台でLINE&LINEPayが出来たりする。ごちゃごちゃしているが、「LINELite+LINEPayアプリ=本家LINEとほぼ同等」と考えれば分かりやすい。
3:Kyash
対応:カード払い(VISA) + タッチ払い(ApplePay内QUICPay)
1%還元のVISAプリペイドとして有名なKyashが4月7日よりApplePayに対応した。ApplePay経由でも変わらない1%の還元を利用でき、VISAであるため地味にPayPayの支払い元に設定可能(ただし3Dセキュア認証が不可能との情報あり→後に対応)。残高の共通化という観点では最強クラス。
Kyash内で個人間送金の機能もあり、またチャージに銀行口座を必ずしも必要としない等クレジットカード非所持者だけでなく銀行口座の開設を許可してもらえない中学生〜高校生(周りに割といる)にもかなり人気がある様子。また本記事の趣旨には沿わないが、クレジットカードからチャージが可能なのでクレカの還元とKyashの還元は同時に受けられる。
現状口座からのチャージ(Pay-easy)では最低3000円・1000円単位でありかなり面倒なのだけが難点。1円単位のチャージはパッと見不可能だがオートチャージの不足分チャージでは不明なため一応記事には採用。
5/2 楽天デビットと合わせると最強かもしれないので個別記事に。→楽天デビット→Kyashオートチャージが最強かもしれない話
今回の結論。
まず思ったのは、「LINEPayってそれなりにすげぇんだなぁ」ということ。自力でコード・カード・タッチ決済の3種を揃えているのは非常に評価が高い。
これを他で実現するにはかなり限られた決済サービス同士を組み合わせる必要があり、イマイチ実用性が足りない感じが否めない。
記事を書いた当初と異なり最近はApplePay対応のプリペイドカードやデビットカードが増えてきており、クレジットカードを使わずともApplePayを導入するのはかなり容易になってきた。
逆にコード決済のポイント還元が落ち着いてきており、以前よりコード決済の重要度は落ちてきている。ただPayPayの導入店舗が爆発的に増えた(カードNG&PayPayのみOKの店舗がかなりある)ため、PayPayに限って言えばコード決済も範囲重視の決済手段として高く評価出来る状況にはなった。
全盛期と違った環境になってはいるものの、組み合わせとしては変わらずPayPay・カード・ApplePayのパターンが王道且つ最強と言っていい。今後もこの3種を揃えておけば十分対応出来そう。




