Wi-Fiストレージと言われるものを買った。(Amazonリンク)

選ぶのにそこまで時間は掛からなかった。公式サイト
あまりの利便性に感動したのでレビュー的な何かをつらつらと。
とりあえず概要
Wi-Fiストレージ:スマホからWi-Fi経由で接続することで、本体のUSBポートに繋いだUSBメモリ・USBSSD/HDD・SDカードリーダー等を無線化可能な製品。機種によるが、SambaやWebDAV等を用いて接続し、ファイルのやり取りが可能になる。DLNAによる映像・音声ストリーミングも可能。
・・・要するに簡易サーバーの一種。これを基本機能とし、様々な機能を付加させたものがそれなりに製品化されている。
REX-WIFIUSB2Xの付加機能




・携帯型
5200mAhのバッテリーを内蔵し、公式によるとスライドショー連続再生で最大15時間程度駆動する。外出先に持ち歩き、サクッとサーバーとして展開可能。
別電源なしの場合電力消費が重たいHDDは使えない場合あり。逆に消費電力の少ない外付けSSDとは相性が良い。
・モバイルバッテリー
内蔵バッテリーはそのままスマホの充電にも利用可能。同機能の機種と比べこちらはタブレットも充電可能な2.1A出力ポートを備えているほか、iPhone6sPlus(2750mAh)をフル充電しても、単純計算で約7時間分のバッテリーが残るため安心。
・ACアダプタ
本機のバッテリーは一体化されたACプラグで充電可能。配線スッキリ・高速充電。そして何よりモバイルバッテリー機能と同時に使えるため、USBポートと合わせてスマホ・タブレット用のACアダプタとしても機能する。あると結構便利。
ちなみにmicroUSBでも充電可能だが、説明書曰く1A以上出ないっぽいのでそれなりに時間はかかる。ACと同時に繋ぐと仕様上ACが優先されるし、あくまでおまけ。
・簡易ルーター機能
サーバーを立てつつ、無線中継機能(既存のWi-Fi環境→本機→Wi-Fiでスマホとか)・有線LANの無線化機能(有線LAN→本機→Wi-Fiでスマホとか)を両方備える。
つかこれがないとストレージとして接続中にネットが潰れる(こいつに繋ぐ=他のWi-Fiに繋げない・LTEより優先される)ので割と必須機能。
ざっくりまとめると、ファイルサーバー+ACプラグ付きモバイルバッテリー+無線ルーター。
これに加えて5200mAhバッテリーに2.1Aポート搭載は貴重。
書いてて思ったけど・・・サイズ感的にも機能的にもAirMacExpress(11n,第1世代)からAirPlayレシーバー機能を消して、ファイル共有機能とバッテリー電源を追加した感じかも。


・・・字面に起こすと超強いな?
実際の用途
・メディアサーバー(DLNA)
今回購入した目的の大部分はコレ。端末容量を使わずデータ通信量も食わず大量の動画を持ち歩くことが出来るのはかなり良い。
わたしの持ち歩くiOS端末ではSDカードが使えないので、端末容量を空けるかクラウドにぶち込むしか無かった。こいつを使えばストリーミングもLAN内で完結するのでデータを一切食わず、USBメモリの容量限界まで動画を詰め込める。強い。
DLNA再生アプリにはとりあえず「Infuse」(リンク先AppStore)を使用。無料版でもiPadProでPiP(Picture in Picture)が使用可能なのは非常に優秀。
ただMR04LN(モバイルルーター)の無線中継をしながら使いまくった時にデータ食わないのかどうかは検証中。食うとしてもMR04LNの電源を切れば良い話なんだけど。
ちなみに外付けドライブには普段から持ち歩いてたUSB3.0のSSDを使用。尚USB3.0の速度は微塵も活かせない模様。
SambaやWebDAVは今のところ使ってないので詳細不明。うまく使えば12.9インチiPadProでUSBメモリやSDカードを扱う手段にもなるかも。


・ACアダプタ兼、緊急用モバイルバッテリー
わたしは普段は緊急用のバッテリーのみを持ち歩き、端末が多い時や充電を忘れた時は20000mAhの大型バッテリーを持ち歩いてる。
緊急用のバッテリーの枠を埋めつつ機能を追加できるという意味で、無理なくモバイルバッテリーとして運用できるこいつを選択した。
よくある3000mAhクラスだとスマホフル充電一回でもサーバーとしての駆動時間にかなり影響するので、5200mAhのバッテリーを持つのは利点の一つ。
ACプラグはバッテリーが切れた時にファミレスのコンセントとかでサクッと充電できるので、緊急用バッテリーとしての利便性をかなり向上させていると感じる。
問題点
・2ポートあるくせに電流の限界が合計2.1A、ポートの片方は充電のみ
タブレット1台は充電出来るものの、流石にタブレット+スマホまでは充電出来ない。2つのUSBポートを同時に使うと1A×2ポートになるのでスマホ2台が限界。
ついでに2.1A出力用のポートは充電専用なので、USBメモリを挿しても認識しない。2つ以上のストレージを繋げないのも難点。
・専用アプリがしょぼい
各種設定を行う専用アプリ(WiDrawer2)にファイル管理機能も備わっているが、とにかくしょぼい。UIがマジで使いにくいし一個一個の動作が面倒・メニュー階層もわかりにくいので本体設定以外で使うことはまずない。
一度設定してしまえばDLNAやSMBアプリ経由で使えるのでそこまで問題ではないが、設定変更のたびにこれを開くと思うとしんどい・・・。
・USB3.0非対応
USB2.0でストップしてるので、今使っているUSB3.0の爆速SSDは何一つ活かせない。
とはいえWi-Fi規格の802.11nの方で300Mbpsの制限があるのでそこまで気にはならないかも。
新型では11ac・USB3.0共に対応してるっぽいけど、バッテリー容量等色々犠牲になってるので無し。
・DLNAサーバーの立ち上がりに少し時間がかかる?
数日使って気になったのがこれ。電源を付けてSSDを繋ぎ既存のWi-Fiに接続されてから、iPadProでDLNAサーバーにアクセス可能になるまで体感で1分前後かかる。
専用アプリを見る感じSSDの読み込みに時間がかかっているみたい?詳細は不明だが、一昔前のパソコンの立ち上がりのようなストレスを感じることがある。
総評

役割は果たしてくれるので非常に優秀ではあるが、細かい弱点はある感じ。とはいえこれはWi-Fiストレージ共通の弱点のようなところもあり本機に限った話ではない。
洗練された美しさというよりは、発想の勝利って感じに近いかも。既存のモバイルバッテリーと置き換えるには十分すぎる機能だし、メインではないがACプラグやルーター機能も積んでいるので1つあるとかなり安心。バッグに忍ばせておくだけで外出先での暇潰し・充電環境が一気に充実する。
ただDLNAサーバー機能はデータ通信が大容量化していくにつれて間違いなく需要が薄れるので、4G時代の今ならではという感じはした。
データ通信の節約をしつつ端末容量とは別にメディア持ち歩き用の領域を持つ本機は、データ残量を気にしながら使う現代にぴったり・・・かもしれない。




