今更ながら12インチMacBookを買った。お値段6万円弱。

以前の13インチMacBookAir(2012)と比べるとかなり小型化。
CPUはm7のものをチョイス。m3でAir2012のi5のスコアをほんの少し下回る程度なので、m7にしたことで以前よりは性能向上した形になる。
13インチAirからの変化
今までは画像編集等をしない限りiPadProとAppleWirelessKeyboardを使っていたけど、この軽さでiPadProよりもMacBookを使いたくなる場面がかなり増えた。
13インチAir2012と比べて400g以上軽くなった920gの重量はもちろん、本体サイズはなんと12.9インチiPadProより一回り小さく収まる。

これでMacBookAirと変わらない操作感を実現した広いキーボードとトラックパッドを備えており、とにかく取り回しがいい。まだ数日しか使ってないけど割と満足。
あと愛用している第2世代iPadProと同じゴールドカラーのデザインになったのも嬉しい変化。
調べてみた感じこの機種の初代バタフライキーボードについては賛否が分かれ、極端にホコリに弱いという不満も多いらしい。
手元ではまだ確認できていないが、キーボードのお手入れが必須というのは一応のデメリットかも。
BigSur対応の影響
今まで使っていた13インチMacBookAir(2012)はCatalinaまでしか対応していない他、一部機能に制限がかかっていた。
今回買った12インチMacBookはそういった面でも利便性が向上しており、思った以上にソフトウェア面での変化が大きかった。
具体的には「AirPods自動切り替え」「Sidecar対応」「AppleWatchロック解除対応」の3点。
特にSidecarの影響は絶大。狭まった画面サイズを補うどころか覆すほどの可能性を秘めており、今後長くお世話になる機能だと思われる。
2017ではなくEarly2016を選んだ理由
一言で言えば「ゴールドの色味の違い」。ただこれには面倒臭い事情が色々ある。
モデル識別ページに軽く掲載されているが、2017年モデルは2018年以降ローズゴールド廃止&ゴールド(以下新ゴールド)の色味変更が行われた。新ゴールドはローズゴールドと発売当時のゴールド(以下旧ゴールド)の中間色のような色になっており、iPad8やAppleWatchSEといった比較的最近のモデル(ステンレス素材除く)ではこちらの色が主流。ただ旧ゴールドの第2世代iPadProと合わせるとかなり違和感があるので旧ゴールドを選択したい。
しかし、2017年モデルのMacBookで旧ゴールドを手に入れるには、製造時期による判別が必須。フリマサイトや中古ショップでは判別不可能と判断し、ゴールドの仕様変更が行われていないEarly2016を選択するに至った。
この仕様変更を認知している人が多いとは思えず、フリマサイトで質問してもちゃんと答えが返ってくる気がしなかったのも理由の一つ。
とはいえEarly2016でもスペック的には十分(というか足りない人は2017でも足りないのが12インチMacBook)で、Sidecar等の要件も満たしていたので現状特に不満はない。
実際の使用スタイル
専ら入力機。仕事でGoogle系列のOfficeを使ったり、ブログ執筆等文字入力には最適。
画像編集を行うにも最低限のスペックはあるし、Sidecarで2画面にすれば12インチと狭めの画面も補えるので13インチAirより総合的な利便性は向上している。総じて、役割を絞っての持ち運び運用にとことん強い。
iPad+キーボードの組み合わせよりも展開しやすく省スペースで使いやすいので、別途iPad用にキーボードを持ち歩くこともなくなった。比較的大型のAppleWirelessKeyboardを持ち歩いていたので、それがいらなくなる分総合的には本体の400g以上に軽くなっている。
12.9インチiPadProとのSidecar
Sidecarで12インチMacBookより大きなディスプレイを持つ12.9インチiPadProをサブディスプレイにすると、ほぼ同サイズのディスプレイが2つ並ぶ。11インチ以下で使うSidecarよりも圧倒的に広い作業領域を得られるため、実質的にiPadをモバイルディスプレイとしても十分機能させられる。

一部アプリではApplePencilの入力もこなせるとのこと(未確認)
Sidecarのどこでも展開できる2画面は便利で、2画面ともにMacBookの手元で操作できる分横に並べて別々に使うよりも快適。書類を見ながら打ち込み等だと今まで通りの方が便利かもしれないけど、複数ウィンドウでのブラウザ観覧等の2画面だからこそ使い勝手が向上する場面もそこそこある感じ。
無線接続だと遅延や表示不良が目立つので、安定をとるならTypeC-Lightningケーブルを使って接続する形になる。ケーブルを使っている限りは特に遅延や表示不良は感じなかった。
iPadProのPD充電用にいつも持ち歩いているケーブルで接続までこなせるので、そういう意味でも荷物の軽量化に貢献していると言える。
接続ポートはTypeC1つのみ
小型化のためかUSB Type-C(TypeC)と3.5mmイヤホンジャックのみというかなり割り切ったポート構成をしており、USB Type-Aはもちろん2つ目のTypeCすら存在しない。単独では2台の周辺機器を使えないどころか、充電しつつの周辺機器の利用すら不可能。もし利用したければハブに頼ることになるが、その分荷物が増えるので軽さが利点な12インチMacBookでは採用すべきか悩みどころ。周辺機器の利用度合いによっては最初からMacBookAirを選ぶ方が正解かもしれない。
ちなみに、わたしにはほぼ影響なし。外出時の周辺機器はSidecarのiPadProかWindows入り外付けSSDのどちらかしか繋がず、SidecarとWindowsは両立しないため同時接続もありえない。それらと充電を同時に行うこともそうそうないだろうし、ポート1つであることに特に不満は感じていない。
ちなみにこのTypeC端子はThunderboltに対応せず、USB3相当なのでデータ転送速度は5Gbpsまでとのこと。必要性はともかく、eGPUが使えないのは少し残念ではある。
ひっそり残ったイヤホンジャックは割と便利。macOSならAirPodsをiPhoneやiPadと共有しつつ使えるが、動画や音声の編集も行うMacBookでは無遅延の有線も欲しくなる。
BeatsヘッドフォンやAirPodsMax等の有線/無線両対応のAppleチップ入りヘッドフォンをフル活用出来る。
バッテリーは小さめなものの・・・
とにかくあらゆる面で軽くて手軽に取り出しやすく、以前と比べてMacBook自体の利用頻度が上がったように感じる。
その分バッテリー保ちも課題となるが、TypeC化の影響でiPadProのために用意したPDモバイルバッテリーが使い回せるためあまり気にならなかった。
今回は最大容量が4674mAhまで劣化(新品は5000mAhちょいらしい)していたものを買ったけど、記事を書いている現在で約4時間使って65%消費。このままいくと6時間ちょっとで切れる計算。有線のSidecarである程度iPadProに給電されていたことを考えると必要最低限は確保されているといった感じ。
数値や使用感からパッと見保ちは怪しく感じるが、CPUの消費電力が異常に少なくm7-6Y75のTDPはなんと4.5W。15WのM1の1/3以下どころか6WのA14以下である。やばすぎ。
その影響か充電もやたら早く、付属の30W充電器では2時間かからず充電が完了。18Wの充電器で給電していれば使用しながらでもバッテリーが減少することはほとんどなく、スマホ用モバイルバッテリーの5V2.1A充電ですらSafariで2~3個タブを開く程度ならバッテリー残量が回復していた。12.9インチiPadPro並みかそれ以上のレベルであり、ノートパソコンとしては破格の省電力設計となっている。
バッテリーを補う手段が多く取れ、モバイルバッテリーを持ち歩いているならあっさりと延命できてしまうので想像以上にバッテリー切れは起こらない。
18Wのモバイルバッテリーは30W以上のものと比べかなりの数が製品化されており、それらを使い回せるのは他機種と比べた大きなメリット。
総評:タブレット並みの手軽さで使える「ノートPC」
MacBookらしい優秀なトラックパッドと広いキーボードを残しつつ軽量化され、それらをiPad並みの省電力で扱える。
ハードな作業こそこなせないがライトな作業にはとことん強く、場面に応じてiPadと使い分け、時には同時に使うことで最高のパフォーマンスを実現できる。
スペック上メイン機にはなれないので別途メインマシンを用意する必要があり敷居は高いが、サブ機としては最高の選択肢だと感じた。




