iPadmini第6世代はProの最高の相方?

シレッとiPadmini6を購入。セルラーモデル64GB、カラーはスターライトをチョイス。
購入直後にワイモバイルシェアプランのSIMカードを挿入、前世代からデータを引っ越して完了。故に使い方は殆ど変えておらず、出番もそこまで多くはない。

それでもmini5→mini6の変化は大きく、よりサブ機としての魅力を感じる機種に仕上がっている。相変わらず1台目として薦められる機種ではないので、サブ機運用としての魅力をつらつら書いていく。

ベストなサイズ感。本体サイズを変えずに縦に伸びた

iPadmini最大の魅力はこのサイズ感に詰め込まれている。持ち運びにさほど苦労せず鞄を選ばず、スマホとは確かな差を感じられる画面サイズを確保している。
第6世代ではホームボタン排除の恩恵でより磨きがかかっており、本体サイズを変えないまま数値にして対角線0.4インチの拡大を果たした。

縦横比が変化した影響で、16:9比率の動画等を見ると数値以上の差を感じられる。16:9動画をそのまま表示した場合の実質サイズは約7.9インチで、これは前世代の実質約7.25インチを大きく上回る。
16:9動画再生時のサイズを数値に起こすと約8%の拡大で、対角線のみだと約5%拡大となっているため横に広くなった影響が大きいのが分かる。

ただし代償として幅がほんの少し狭くなっており、iPadの魅力である「縦でも横でもWebブラウジングがしやすい」黄金比は若干失われつつある。そのためWebサイトを横持ちで見ると狭く、縦持ちで見ると細長く見える。
ただiPadminiは圧倒的に縦持ちの機会が多くなりやすく、さほどデメリットとして感じないのは確か。

重量は相変わらず300g切りで、10インチ以上のiPadと比較するとかなり軽く感じる。ちなみに前世代よりほんの少し軽くなった(Wi-Fiモデルは-7.5g、セルラーだと-11.2g)。
特に超重量級の12.9インチiPadProとのシナジーは最高で、あちらが持ち歩きづらい場面ではこちらを使い、持ち歩ける場面では横に並べて補助として使うといった立ち回りが可能になる。詳細は後述。

足並みを揃えたTypeC端子。主に外部接続面で強化

USB3(5Gbps)準拠のTypeC端子を搭載し、大幅に拡張性が上がった。これに関してはProの記事にも書いているが、従来のカメラアダプタを用いた接続と比べてPD充電と接続の両立や対応アクセサリの増加・電力不足の改善等で効果を発揮する。
第5世代まではUSB3カメラアダプタでもUSB2.0相当だったため速度面でも強化されているが、これに関して恩恵を感じられる場面は多くない。

代償としてイヤホン端子を失っているが、TypeCはハブや変換アダプタが豊富なので困ることは少ない。USBデバイスの接続とPD充電の両立などでハブは基本常備しておきたいアイテムとなるので、有線イヤホンが繋げず困ることはほぼないだろう。
現実的に有線イヤホンの出番が減ってきているのも確かで、当然ながらAirPodsシリーズを使用するのが無難である。手軽に持ち歩ける大画面は、動画鑑賞等においてステレオ空間化との相性も良い。

ApplePencil第2世代対応。Proとの共有が容易に

ダブルタップのツール切り替え・充電方法の変化等は優秀ではあるが、元々mini第5世代でもペンの出番は多くなかった。そんなminiでの悩みどころは「たまにしか使わないのに予備でペンを買ってペアリングしたくない」「かといって1本のペンシルを使い回すのもいちいち端子に刺す必要があり面倒」ということ。

第2世代のペンシルは実はペアリングも高速になっており、従来のLightning端子での接続後に必要だったペアリングの確認が不要になっている。つまりマグネット吸着するのみで一切の操作なくペアリングが完了する。
使いたいデバイスの側面に吸着するだけ・しかもペアリング切り替えもノータイムであることから、複数のiPad間での共有もしやすくなった。これがminiにも来たことで、ペンシル1本での運用が現実的になった。
マグネット吸着そのものよりはこのペアリングの簡易化の影響が大きく、結果前世代よりもminiにおけるペンの出番は増えている。

あと個人的にありがたいのが、Proをベッド脇のタブレットアームに取り付けたあとのペンの置き場所になってくれたこと。普段はProに吸着させていたいが、タブレットアームに取り付ける時だけのために専用の置き場所を用意するの勿体無いと思っていた。
使わないシーンではmini6に吸着させておくだけでいいので、そういう意味でも重宝している。お陰で確実にmini6かProのどちらかには付いているため、充電忘れも起こらない。

TypeC端子と合わせて、これまでiPadProに使ってきた周辺機器のほぼ全てを使い回せるようになったと言える。

その他細かい変化点

大きくないけど変化を感じられるものがいくつか。

5G対応/センターフレーム

全体的にビデオ通話向き。5G対応もビデオ通話以外ではソシャゲのデータダウンロードと動画視聴くらいでしか出番がない。
遠隔地のPCリモート操作でもやるなら話は別だが、そういうのは本来PC並みのサイズであるiPadProに任せるべき案件なのでmini自体が向いていない。

現状エリア拡大待ち。都心では使えるそうだが、地方民の生活圏ではほぼ使えない状態。
iPadにおいては速度面以外の優位性がほぼないので、4G周波数からの転用エリアでは意味がないのも気になる。時間が解決してくれる課題ではあるが、5G目当てで急いで買い替えることは控えた方がいいということ。
ただPro同様にiPadシリーズは長持ちするので、数年後には5Gの需要が上がっているかもしれない。

セルラーモデルの購入自体は非常におすすめ。小型軽量のiPadminiはiPhoneと一緒に持ち歩く機会も多くなりやすく、必然的にセルラー通信の出番も多い。
いちいちテザリングをする手間を省ける上にiPhoneのバッテリー節約にもなる。そういう意味でも何気に小型iPhoneとの相性が良く、2台で役割分担させるとバッテリー/操作感両面のバランスが取りやすい。

横向き2スピーカー/音ゲー適性について

横向き2スピーカーについては使用経験がなくProの記事でもその性能を測りかねていたが、使ってみて分かった。確かに大きく強化されている。
横画面での動画視聴などでは大きな強化を感じられ、前世代の「聞くに耐えないスピーカー」よりかは数段マシと言える。

ただやっぱりProとの壁は厚かった。主に低音の出が弱く、元々優れてはいない高音表現に偏っているせいで全体的にiPadProの4スピーカーには劣る。
Proでは「めんどくさいから内蔵スピーカーでいいや」と妥協できていた部分も、miniで同じことをしようとすると「やっぱキツイわ」となってしまうこともあった。

一応バランスの良い画面サイズは持ち歩きに向くと同時に大画面スマホを超える快適さを確保しているので、他のiPadを持ち歩けない場面で使うにはあり。
ただiPadminiを優先的に選ぶほどの理由にはならない。音ゲー最優先ならPro12.9を理想とし、且つ価格重視でもAir4(かイヤホン前提で無印)を選択すべき。

TouchID/音量ボタンについて

トップボタンにTouchID搭載、且つ本体上部に向きが自動で変わる音量ボタンを搭載。
TouchIDの認証速度は悪くないが、FaceIDと比べると安定感で大幅に劣る。少しでも汗をかいているとすぐ認識しなくなり、ここでもやはりProとの差を感じてしまう。
TouchIDの再評価はコロナ禍だからこそという面もあるので、長持ちするiOSデバイスにおいて評価点とするかは微妙なところ。

音量ボタンの向きが変わるのは面白くはあるが、少々慣れを要する。miniの音量上下を固定する方法はないがProの音量ボタンをminiのように振る舞わせる機能は存在するので、設定をminiに揃えてさっさと慣れてしまうのが無難。
感覚的に扱えるようにはなっているので、既存のiPadを使ったことがない人なら引っかからないのかも。縦向きなら画面上部の音量調整表示と同じ方向になり、横向きなら上下がそのまま上げる/下げるに割り当てられている。

チップについて/ゲームの動作

iPhone13シリーズに搭載されたA15チップをそのまま採用。メモリ容量に多少差があるが実性能はほぼ変わらない。
M1にこそ及ばないものの、最新最上位のスマホと同レベルということもあり十分過ぎる高性能。しかしiPadminiでそれを活かすのは結構難しく、なんだかんだでブラウザ/SNS/動画程度に落ち着くので持て余しがち。

そもそもの話極端に重たいゲームをしなければ第5世代のA12チップで十分だったので、第5世代からの変化としては尚更微妙だと言わざるを得ない。
わたしがプレイしているゲームでも、A12あればミリシタやデレステ程度ならかなり余裕を持ってプレイ出来る。プロセカだと一部楽曲でカクつくかもしれない程度。

スクスタの3D最高設定+アンチエイリアス級になると最低でもA14チップ以上の搭載を強いられるので、そういった場面では活躍するかもしれない。
ただあれ自体M1チップですら1時間で発熱でカクつき始めるレベルなので、A15チップで最低動作条件を満たせたとしても現実的にプレイに使えるほどではないかもしれない。2Dに落としたりアンチエイリアスを切るならそれこそA12チップでも十分過ぎる性能なので、第5世代との差はより感じづらくなる。

とはいえ小型タブレットと最強チップの組み合わせは貴重で、かなり魅力的な存在ではある。
現状だとないよりは良い程度の存在だが、OSアップデート寿命という意味ではきちんと役立つので評価点の一つにはなりうる。端的に言うと「確かに強いけど、流石に強すぎてそこまでいらない」。

各機器との組み合わせ

小型iPhone

セットで使うと、合計500g程度に抑えつつ2画面に。iPhoneはカメラやメッセージで使いつつ、仕事で必要ならiPadminiで各Officeアプリ等を扱うことも出来る。
iPadminiはウェブサイトや動画コンテンツを観覧しつつSlideOverウィンドウからサッとメッセージの返信などもこなせるので、iPhoneと持ち替えるより1台でこなす方が早いことも。

イメージとしては、移動時間の暇潰しが少しリッチになる感じ。おまけで軽くPC級の作業もこなせる程度。
PC作業が文字打ちメインなら、折りたたみキーボードがあるとより快適度が増す。実際この文章も今折りたたみキーボード+iPadminiの組み合わせで書いているが、iPad版Safariが快適なのも相まってノートパソコンのような感覚で入力できている。
ちなみに折りたたみキーボードはMOBO Keyboard 2がおすすめ。MagicKeyboardと同レベルのキー感覚を実現しつつ英数/かな切り替えにも対応し、マルチペアリングや有線接続までこなせる上に収納ケースがスタンドを兼ねているため非常に万能でiPadminiとの相性が良い。

12.9インチiPadPro

この場合はiPadProがメインとなるため、iPadminiは常にProの横に置きサブディスプレイとして使うと便利。
iPadProで動画再生しながらiPadminiでネットサーフィン、iPadProでゲームをしながらiPadminiでSNSを開きっぱなしにする・・・など。iPadProをフルスクリーンで扱いつつ、もう一つ画面を用意出来るのでこちらも便利な組み合わせ。

Proの隣に佇むmini。何気に超コンパクトなスタンドでも立てられるのが良い。
刺さっているのはUSBA/TypeC両対応のスティック型外付けSSD

12.9インチとminiの両極端な組み合わせだと役割分担に困りにくいが、11インチ以下と組み合わせた場合はどちらでどのアプリを使うか困ることも。とはいえ基本は12.9インチとの組み合わせと大して変わらないし、勘で選んで使えばそれが一番いいのは事実。

そもそも複数台組み合わせて趣味で使うのは「勘で使いやすくする」という側面もあり、デバイスが多いほど選択肢も増える。その中でもminiとPro12.9の組み合わせはあらゆる面で最適解となりやすく、2台揃えていると作業内容によってはデュアルディスプレイのPCより快適なんてこともある。

ちなみにこの2台にMacBookを加えると、ちょうどユニバーサルコントロールの最大数となる。わたしがよく使う組み合わせ。
iPadminiでコンテンツを流しつつ、MacBookをメインに使ってiPadProをサブディスプレイに。それら全てが無線で繋がりMacBookのトラックパッド・キーボードで操作可能で、かなりリッチな作業環境を手軽に持ち歩ける。外出先でどこでもしっかり仕事をする場合に向くが、MacBookをネットに繋ぐには別途iPhoneからのテザリングが必須になる。

総評

具体的に〇〇に便利!というよりは、要所要所であると快適な存在。
メインのiPadとしては向かないが、他のiPadと組み合わせて使うと大活躍。iPad2台持ちという道を切り開ける存在で、既にiPadを持っていて画面の数に物足りなさを覚えているなら検討の価値ありといったところ。

ちなみにわたしの購入&設定後には、外付けSSDに保存したスクスタMVを収録した動画をInfuseで再生する機械と化していた。万能機なのでこんなことも出来るという話。
今持っているiPadの横に設置してしまえば、自分なりの使い方を見つけるのにさほど時間はかからないはず。とりあえず置いておくでも十分、どんな状況でも補助として輝く1台なのであって損はない。

カテゴリー: Apple, iPad, ガジェット タグ: パーマリンク

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