iTunes/ミュージックApp(AppleMusic)の管理方法を考える

AppleMusic・iTunesStore・HomePodやSiriでの曲再生を使っていると地味にぶつかる問題。やはりスマートデバイスで音楽を聞くという点では標準ミュージックAppが最も便利で、ここを扱いやすくすることで他サービスでは到達できない領域へと進むことが出来る。
今回はこの標準のミュージックAppをフル活用すべく考察を進める。

ちなみにわたしのライブラリに合わせて、解説はアニソンとかキャラソン寄り。
聴いてる曲だけに絞った1157曲ちょいのライブラリの中、ラブライブアイマスバンドリD4DJプロセカで1012曲いってます。そういう人がやってる整理術のご紹介。

ミュージックAppとは

Appleの5大OSである、iOS/iPadOS/macOS/watchOS/tvOSに内蔵されている。
自分のライブラリとAppleMusicライブラリの2つを行き来可能で、5大OS全てでSiriの唯一の音楽再生方法になっている。HomePodのSiriもこの2つのライブラリから再生を行うため、HomePodの活用にはほぼ必須となる。

ライブラリとAppleMusicライブラリ、iCloudミュージックとiTunesMatch

全ての曲はライブラリに追加することで整理・カスタマイズが可能。今回はここを整頓しようという話。
ライブラリに追加する方法はAppleMusicライブラリから追加する(全OS,Voiceプランでは不可)か、iTunesStoreで購入する(iOS/iPadOS/macOS)か、CD/音楽ファイルから追加する(macOS)の3つ。
AppleMusicの定額ストリーミング対象曲(サブスク)と手持ちのCD音源を混ぜてライブラリを構築出来る数少ない存在であるため、他サブスクと違いCD限定曲もひっくるめて聴ける快適さがある。

AppleMusicとiTunesMatch(以下サブスク)を契約しない場合、iTunesStore購入曲のみがiCloudミュージックに置かれてmacOSで追加した楽曲はデバイスごとのストレージにのみ置かれる。
iCloudミュージックにある曲は全デバイスで変更が同期される。全デバイスから曲削除・プレイリスト・ラブの状態等の変更が一括で可能で、またサブスク契約中ならmacOSでCD/ファイルから追加した楽曲も自動で全デバイスに同期される。詳細は別記事で解説済み。
tvOS/HomePodはストレージにライブラリを持たないため、iCloudミュージックに存在する曲しか再生出来ない。そのため全曲iTunesStoreで購入しない限りはiTunesMatchかAppleMusicのどちらかの契約が必須で、iTunesMatchは定額ストリーミングを求めない場合の最安の選択肢として有力。

月額480円のVoiceプランではAppleMusicライブラリからライブラリへの追加と、それ以降の曲管理が一切行えない。ここが恐らく通常プランとの差別化点であり、今回の記事とは無関係となる。

簡潔にまとめると

・AppleMusicとiTunesStore購入曲とCD/ファイルから取り込んだ全部を混ぜて聴ける
・HomePodとAppleTVはiTunesMatchかAppleMusic必須
・CD/ファイルからの曲追加はPC必須。曲情報いじるのにもPC必須

今回は曲情報いじる部分の話なのでPC前提。最悪WindowsのiTunesでなんとかしましょう。
ただWindows環境でiTunesで聴くかと言われると微妙なので(Winならfoobar2000とかAIMPとか?)、PC上で再生することまで意識するならやっぱりmacOSがいい。

ライブラリの整頓方法

目当ての曲群(=無差別な複数の曲のグループ)に最短でアクセスすることを目的とする。

表示をCDと同様に揃える

1曲に用意されたメタデータ。整頓の観点では意味のない項目もある

歌詞設定について

多くの歌詞サイトはコピペ禁止になっているが、これはRight Click等のSafari拡張機能を使えば簡単に回避可能。ただし一部回避できないサイトもあり、そういうところから拾う場合は開発ツールで要素を非表示にするか外部ツールが必須になる。
1曲取り込む時間で1曲分の歌詞がコピペ出来るので、CDから取り込みつつ設定する場合やそもそも数が少ない場合はこちらが楽。

またLyrics Masterを使ってほぼ放置で自動設定することも出来る。歌詞サイトを検索して複数の曲に自動で設定まで可能な優れもので、多数の曲に一括で設定する時に活躍する。
歌詞が未設定の曲を集めてプレイリストに書き出す機能もあり、ライブラリ全体の歌詞を埋めるのに非常に役立つ。大抵はこの2つの方法で事足りる。

アルバムアーティストについて

曲を最小単位とし、アーティストとアルバムが付随する。同一アルバムでアーティストが異なる場合は、アーティストごとに別のアルバムと判定されてしまう。
例えば「アルバムAにアーティスト1と2が歌っている曲が同時に存在する」場合、アルバムとアーティストのみ設定すると「アーティスト1のアルバムA」と「アーティスト2のアルバムA」の2アルバムが作られてしまう。アイドルゲームを始めとするキャラソンCDのほとんどは複数アーティストが1アルバムにまとめられているため、かなりの確率でこれにぶち当たる。
このとき「アルバムアーティスト」を別途設定すると、アーティストに代わってこちらのみで分類されるようになるため同名アルバム別アーティストの曲をまとめられる。絞り込みにもこちらが使用されるが、再生中の表示だけはアーティストで行われるため美しくまとまる。

この場合、アルバムアーティストの文字列はアニメ・ゲーム等の作品名にすることを推奨。分かりやすく言うと、アルバムアーティストを作品名にすれば「CDショップの棚に並んでいる順」に出来る。
ちなみにファイル管理の観点でも有効。アルバムアーティストごとにフォルダが作られるので、後からSSD/HDDを除いた時に地獄を見ずに済む。

全体曲とソロ曲が1枚に収録されている場合(ラブライブ!虹ヶ咲等)

上述したアルバムアーティストを設定している時、アーティストとアルバムアーティストが同一だとアルバム内の曲一覧でアーティストが非表示になる。しかし同アルバムに存在するソロ曲のみアーティストが表示される。
例えば虹ヶ咲のL!L!L!。ぽむを始めとした全員分のソロ曲と、全体曲が同時に収録されているものの・・・

L!L!L!は全体曲だが、作品名である虹ヶ咲の名前で収録されているためアーティスト名が非表示に。

L!L!L!だけアーティスト名が空欄に。曲名見れば全体曲って分かるけど、それにしたって統一感ないしなんか気分が良くない。
これの対策は、アーティストを「アルバムアーティストと完全同一の文字列にしないこと」。
つまり該当する曲のアーティストの最後尾にスペース1つ仕込めばOK。逆でもいいけど、ユニットアルバムとかにも設定必要になって面倒臭いのでアーティストに空欄仕込む方が楽。

綺麗に全体曲にも表示され、表示が美しくなる。
半角スペースを追加しても、検索・Siri・再生画面等に一切支障はない。

一部の曲だけが異なる2種類のアルバムが発売されている場合(ラブライブ!スーパースター等)

スパスタ挿入歌のシングルは、3曲目のみが異なる2種類が同時発売されるスタイル。
ほぼ被るのに2枚に分かれるのもなんだかなあ・・・ということで1枚にまとめてしまうと楽。

これは簡単で、2種類のアルバムをそれぞれ「ディスク1」「ディスク2」とし、2枚組のアルバムとして扱ってしまうのが早い。

今回は被っている曲をライブラリに追加していないのでこんな感じに。ディスク番号はお好みで。
常夏/バイバイとWish Song/瞬きの2枚設定にするとかもアリかも。でもトラック番号で悩む。

作品を跨いで分類する

本題。あらゆる作品からこういう曲だけ聴きたいなとか、シリーズ内の全作品の曲まとめて聴きたいなとか。そういうのを叶えるための方法を模索する。
まずミュージックAppのトップ画面にある絞り込み要素は以下の通り。

下の方は曲の絞り込みと関係ないので除外。アーティスト・アルバム・曲はさっきまでの整理方法で必須なので今回使えない。よって使えるのはプレイリスト・作曲者・ジャンル。

プレイリストは普通に使いたいので、絞り込み用のプレイリストは隔離しておきたいところ。

プレイリストフォルダとスマートプレイリストについて

スマートプレイリストは、条件に合致した曲を自動で放り込むプレイリストのこと。macOSのみ作成でき、全デバイスで観覧・再生出来る。

これはあまり意味がない

これの条件には曲に含まれるほぼ全てのメタデータが使える。つまり置き物と化していたグループ・年・BPM・コメント辺りを条件に使えば、絞り込み条件のパターンを増やせる。
ラブも使えるけど「ラブを条件にしたプレイリスト」は普通に便利なのでライブラリの絞り込みに使うのはもったいない。ラブの有無はiOSやHomePod等でも設定可能だから、普通に好きな曲をブックマークしていく用途とした方が快適。よって使えるのは4種、年とBPMは数字限定なので文字指定だと2種。
それ以外にも通常は編集できないメタデータとして「説明」があるらしく、これはMulti Item Edit等の外部ツールを使って編集が可能。それも含めると5種。また年はアルバムの詳細画面に表示されるので、気になるなら使わない方が良い。
絞り込みは完全一致だけでなく含む・始まる・終わるどれでも可能なので、上手く使えばコメントのところに絞り込み3種くらい混ぜられたりする。

ただプレイリストを完全に捨てると不便なので、現実的にはプレイリストフォルダによる仕分けが必須。
プレイリストフォルダの中にプレイリスト・スマートプレイリストを複数格納することが出来、階層分けが可能になる。ちなみにフォルダにフォルダを格納していくのもOK。

プレイリスト→プレイリストフォルダ(絞り込み名)→絞り込み結果、って感じ。つまり作曲者・ジャンルは1手で一覧にアクセス出来るのに対し、プレイリスト活用では2手必要となる。

各方法のメリット

作曲者/ジャンルとプレイリストでは挙動が異なる。

作曲者/ジャンルの場合、絞り込むとアルバムの一覧が出る。この時選択したアルバムに違うジャンルの曲が含まれていた場合は非表示になる。
例えばROZEN HORIZONのCDはほとんどオリジナル曲だが、1曲だけカバーが含まれている。そのため、カバーで絞り込んでアクセスするとオリジナルの4曲は表示されない。

このリストはあまり意味がない

対してプレイリストの場合、絞り込むと合致する楽曲全てがまとめてリスト表示される。
作曲者/ジャンルではトップ画面で選ぶ→絞り込む→アルバムを選ぶ→選曲だったのが、プレイリストではトップ画面で選ぶ→絞り込み用のフォルダを選ぶ→絞り込む→選曲となる。総合的な手数は変わらないが、見やすさでは作曲者/ジャンルの方が上か。

絞り込んだ曲全てを再生する場合はスマートプレイリスト、絞り込んだ曲から選んで再生する場合は作曲者/ジャンルを選ぶといいかもしれない。シリーズものをまとめあげる場合は作曲者/ジャンルにすると便利。
あとはSAOみたいに、OP/EDは違うけどキャラソンは別にあるタイプとか。「SAOの曲」でキャラソンとOP/ED/映画主題歌まとめて出せるし、アーティスト一覧を崩さずに作品別にOP/ED/主題歌まとめられるメリットもある。

特定の気分や曲調に沿った曲をまとめてシャッフルしたい時はスマートプレイリストを使うといい。ただ限定的すぎると普通にリスト作った方が早いので、全曲から大雑把に絞るイメージで使うことになりそう。イメージとしてはスクフェスのスマイル/ピュア/クールとか、ミリシタのPrincess/Fairy/Angelみたいな感じで。
条件設定をうまくやれば1項目に複数の条件を混ぜれる。例えばコメントを「スマイル/Princess/朝」にしておき、「スマイルを含む」「Princessを含む」「朝を含む」の3個のスマートプレイリストを作っておけば全てに振り分けられる。当然別の曲を「ピュア/Princess/夜」にしておけば「Princessを含む」にだけ2曲とも入る形になるので、思いつく限り無限に絞り込み条件を増やせる。
逆に睡眠用とか目覚まし用とか集中用とか深夜ツーリング用とか、そういうのは普通に自力でプレイリスト作っていった方が楽だし早い。

シャッフル再生時の除外設定

作品や属性で絞っても、サントラ曲・BGM等の「狙って聴くことはあっても、リスト単位でながら聴きはしない」曲は除外出来ない。
実はメタデータに「シャッフル時にスキップする」という除外設定が存在し、有効にしておくとその曲はシャッフル再生時のみ除外される。一度Mac側で設定すればiOS等でも有効。

サンシャイン1期サントラに入っている、アニメEDでのユメユメちかりこデュオ。
ながら聴きするには流石に短すぎるので除外。オプションにあるため結構見つけづらい

全曲シャッフルだけでなく、ジャンル・作曲者・アーティスト等各絞込みからのシャッフルでも作用する。ただしプレイリストですら作用してしまうのはちょっと不便かも。

一度設定しておくと、ながら聴きする時に合わない曲が入ってこないので結構便利。
その時々で聴きたい曲をキューに追加していくスタイルと使い分けると快適。

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