ポータブルBDプレイヤーを購入。お値段3万円ほど。(→Amazonリンク)

出回っているポータブルプレイヤーとは違う運用が想定されているのか、同ジャンルとしては若干高価だけど細かいメリットあり。
据え置きのBDレコーダーを手放して置き換えた結果かなり環境が整ったので、その辺りの話も踏まえつつ。
据え置き向きのポータブルプレイヤー
基本的には蓋を開いて内蔵モニターを利用するポータブル型なものの、HDMI出力を装備。
HDMI1.4準拠で1080p/60fpsが最大出力。とはいえ見るのがアニメ映画ばかりなので困ったことはない。

BDに含まれるサラウンド音源も出力可能で、アンプ次第でDolbyDigitalやDTSサラウンドにも対応可能。ただし光デジタルはないので、HDMI入力を備えたアンプ・HDMI音声分離機・テレビの光デジタル出力のどれかが必須。
給電はUSB-Cが使用可能で、PD18W以上で充電可能。モバイルバッテリーで延命可能だったり、シガーソケットやACプラグに頼らず充電ケーブルも使い回せたりとメリットは多い。

最大の特徴としてバッテリー充電スイッチを備えており、切り替えることによってUSB-C端子からバッテリーへの給電を遮断することが出来る。この状態でもバッテリーの電力で動作は可能なものの、一度切れてしまうとUSB-C電源からの給電で動作することになり、この場合はPD20Wの電源を要求される。
PD20W以上の電源に接続しバッテリー充電スイッチをオフにすることにより、バッテリーを劣化させることなくテレビと電源に繋ぎっぱなしで永続的に運用可能なのが最大の強み。
このことから積極的に持ち歩く運用ではなく、据え置き運用をメインとしながら必要に応じて持ち歩くという運用が向いていると言える。
レコーダー不要論
アニメに限っていえば放送番組のほとんどはサブスクで見られるようになっており、特にdアニメやDMMTVはラインナップが豊富で格安。
スマホ操作/単体自立の両方でサブスクをテレビで視聴可能にするGoogleTV/FireTVやAppleTVの台頭もありレコーダーを介するより快適な視聴環境を作りやすく、録画の必要性は薄れてきている。
強いていうなら一部の番組は放送後からサブスクで見放題配信されるまでにタイムラグがあり(大抵NHKとTVerのせい)、その間手軽に視聴可能にするための見逃し対策録画という使途はあり。
しかし現代ではテレビ自体にUSBHDDへの放送番組録画機能が搭載されるようになり、これとUSBのスティック型SSDと合わせると省スペース省電力かつすっきりした配線で実現出来る。

見逃し対策の録画をテレビ内蔵の録画機能+USBスティックSSDで行い、AppleTV等を組み合わせてサブスクサービスをテレビで視聴するようにすることで、放送番組を録画するためのレコーダーという存在はほぼ不要になる。
ここまで持っていけば残る用途はサラウンドでのDVD/BD視聴という用途に限られ、この用途を満たすためにポータブルBDプレイヤーは汎用性が高く便利。
サブスクではサラウンド配信されていない映画も多く存在するためBD再生機の需要は高く、サブスクの代わりに持ち歩けば通信容量節約(DL保存のストレージ節約)として機能する。
十分なBD視聴環境を整えつつ持ち歩き環境も手に入るので、視聴環境を構成するパーツの一つとして組み込むと非常に快適。BD発売直後でサブスク配信されていない映画を宅内/屋外に持ち出す時にも便利。
実際の運用
基本は電源とテレビに繋いで、バッテリー充電スイッチもオフ。専用リモコンはフタを閉じても反応するので、必要に応じてそのまま使う。
そしてテレビに繋ぐ時には一工夫混ぜておく。それがこれ。

HDMI端子用のマグネットアダプタ。(→Amazon)
1500円ほどとそこそこお値段は張るけど、地味に面倒臭いHDMIの抜き差しのストレスがなくなる。
USB-Cも同様にマグネット化は可能だけど、こちらはケーブル使い回し可能なメリットを失うので微妙。
全機種マグネット統一を済ませておけば問題なくなるものの、iPad用の直差し型ハブが致命的に使いづらくなるためマグネット統一自体が難しい。


HDMIケーブルに関しては少し力を入れるだけで簡単に外れるようになり、持ち歩き/据え置きの切り替えが格段に楽になる。
端子部からアダプタが多少出っ張るけど、実運用で気になったことは特にない。
うちのテレビは5.1ch出力対応の光デジタル端子が付いているので、テレビにサラウンド音声を含む映像を入力すればそのままサラウンド音声がアンプへ流れる。よってマグネットアダプタを介してHDMIセレクターへ、セレクターからテレビへと接続することで映画視聴も問題なく行えている。
もし光デジタルが2ch止まりであれば、セレクター-テレビ間に光デジタルの音声分離機を挟んでアンプへ流すか、ARC/eARCを活用することで対応可能。ARCは光デジタルと同性能なため、今回の用途ではeARCである必要はない。
BDプレーヤーに刺すHDMIケーブルを直接音声分離機へと繋いでも再生は可能なものの、アンプの入力切り替えが面倒になるので非推奨。この辺りは以前の記事でざっくり解説済み。
ディスクの時代はいつ終わる?
配信サービスがこれだけ普及しているにも関わらずサラウンド再生には制約が多いままで、配信サービス側だけでなくコンテンツ制作側を理由に再生できない場合も多々ある。きちんと対応されていれば快適だけど、映画のサラウンドまで含めたBDディスクの価値を全てカバーするには至っていないのが実情。
それこそ本機の購入理由であるプリキュア映画もほとんどの劇場作品がステレオ配信となっているので、サラウンド音源を楽しみたければBDが必須。(アマプラにおいてデパプリ以降の映画はサラウンド配信になったりしているけど、過去作は全部ステレオ配信)

サービス側の事情ならともかくコンテンツ制作側が理由となると「普及させたくない」意図も見えてしまっており、ディスクの価値を維持したいが故という推測も出来てしまう。
利権で技術の進歩を食い止めてる感が否めないものの、現実的にユーザー目線ではディスクがないと最大限楽しめない時代がしばらく続くとわたしは思ってる。AppleTV4Kで全部見れれば快適なのにね。




