前の記事の修正・更新版。BootCampやWindows10のバージョン違いをある程度解決し、手順の詳細も書いた感じ。
写真いっぱい。あとめっちゃ長いです。大筋は変わらないので、サクサクやるなら前の見ればいいと思うよ。
前提
今回はiMac(21.5インチ,Late 2013)と、MacBook(12インチ,Early 2016)の2台で差し替えて使用可能な、Windows10をインストールしたUSB3外付けSSDを作成する。
前回はバージョンを1511まで下げていたが、今回は執筆当時最新の21H1(May 2021 Update)で行う。
WindowsはNTFSフォーマットのパーティションにしかインストールできず、macOSはそのままではNTFSを扱えない(読み込みは可能だが書き込みが不可能)。そのためデータの移動が行いやすいように、Windows/macOS両方から利用可能なexFATのパーティションも別途用意する。
あと2台で使い回すとライセンス問題がごちゃごちゃになるがそんなの知らん。今回はガン無視して進める。
あとUSBの表記がごちゃごちゃしてるけど、「USB-A・TypeC(端子形状)」と「USB2.0・USB3.0(バージョン)」で統一してます。
問題点
今回のiMac2013&MacBook2016のように発売年が離れた組み合わせだと、BootCampのドライバを正常にインストールすることができない。
BootCampはバージョン毎に対応するMacの型式がある程度決まっており、別のバージョンを同時に使用することは出来ない。よって1バージョンに含まれるドライバのみで利用するMac全てに対応しきれない場合、BootCampをインストールするのとは別にドライバを個別に追加する必要が出てくる。(前回はたまたま2台のMacで対応するバージョンが一致したため問題にならなかった。強運)
とはいえ純正Bluetoothマウス(MagicMouse)等のドライバは共通な他、時計のズレの修正等はバージョンが合わずとも行えるので今回は「片方でセットアップした後、もう片方に足りないドライバを補う」方法を用いる。
一応これで長期運用出来てるので大丈夫・・・なはず。
必要なもの
1:使用予定のMac
当たり前。インストール作業を行うMacと、後から追加で対応させるMacに分かれる。インストール作業を行うMacは色々繋ぐのでUSB-Aポートが複数あると楽だが、今回は12インチMacBook2016という恐らく全機種で最も面倒臭いMacでインストールを進めることにした(12インチMacBookは端子が3.5mmとTypeC1ポートのみ)。みんなはちゃんとMacBookAir/ProとかiMacとかでやれよな!
2:16GB以上のインストール用USBメモリ(USBメモリ)
WindowsのインストールイメージやBootCampを格納する。最新Ver.のWindows10だけでも5GBを超え、BootCampも機種によっては1台分で3GB近くにまで達するため16GB推奨。
Windows10のバージョンが低い&運良くBootCampのサイズが大きくない機種2台だった場合は8GBでも収まるかも。


容量さえあれば割となんでもいい。一応USB3.0以上だとサクサク。
USB3.0対応だと速度が出るため待ち時間が減るが、今回は2.0でやる。2台ともTypeCポートのMacならTypeCのUSBメモリでも良いが、後述するハブとの兼ね合いにも注意。
3:インストール先のUSB SSD(外付けSSD)
これにWindows本体を格納する。Windows本体は大体20~30GB以下のため最低40GB、実用的に使うなら入れる予定のソフトの分だけ容量が必要。また2種OS間の共有スペースも確保するため、最低でも128GBを推奨。
インストール用USBメモリと違い、これの読み書き速度は作成したWindows環境を使う時のレスポンスに直結するため非常に重要。今回は外付けSSDを想定。
実用性を度外視するならUSBメモリやSDカード等でも不可能ではないが、USB3.0以上対応SSDなら旧型Macの内蔵SSD並みの速度が出せるため快適。また数は少ないが、スティック型のSSDだと持ち歩き・使用時に非常にコンパクトで便利なためノート型Macで使うなら推奨。




今回の用途では最強だけど、あまりにも製品数が少なすぎる。探した限りは2製品しかなかった。
今回は専用に用意した。MacBook2016のTypeCポート・iMac2013のUSB-Aポート両方で使用可能で汎用性が素晴らしい。ただしこれ以外には同容量でお値段約3倍のもう1製品しか見当たらなかった。
これも後述するハブに刺さる必要があるが、調べた限りTypeCのみのスティックSSDは存在しなかったのでそこまで問題にはならない・・・はず。(→とか言ってたら記事書いてるうちに出た。でもまだ少ないので買う人は多くないかも)
4:USBマウス・USBキーボード
機種によってはドライバをインストールするまで内蔵のトラックパッド・キーボードが使えないので必要になる。当然Bluetooth自体もセットアップ中には使えないので純正Bluetoothアクセサリも不可、ほぼ有線が必須。
過去に試したものでは、MacBookAir(13インチ/2012)では内蔵トラックパッドと内蔵キーボードがドライバがなくとも使用可能だった。逆にMacBook(12インチ/2016)では内蔵トラックパッド・内蔵キーボードの両方がドライバをインストールするまで使用不可能だったので機種によるっぽい。iMac+MagicMouse等は当然Bluetoothが必要なのでアウト。
マウスはカーソル動かせて左クリック右クリックがあれば100均でもなんでも良い。最近はセリアとかに100円+税で売ってる。
キーボードはMac用のものをチョイスしておくと起動時のキー入力等が分かりやすくて楽。解説はMac用キーボードを前提にしているので、Windows用キーボードの場合は適宜置き換えてもらえればOK。
5:USBハブ・TypeCハブ等
上に挙げたUSBメモリ・外付けSSD・USBマウス・USBキーボードの4つを一気に繋ぐために必要。MacBookの場合、同時に充電も出来るようにしたい。作業中に電源切れると悲惨なので。
USB-A×4ポート且つ電源が別端子の旧型iMac・Macmini等でインストール作業を行う場合は不要になるが、MacBook等でも使用するならそちらのドライバの追加の時にどうせ必要になる可能性が高いので用意した方が無難。
一応ドライバなしである程度動かせる旧型のMacBookAir等なら、内蔵トラックパッド/キーボードとUSB-A×2ポートとMagSafeでなんとかなる・・・かもしれない。
今回はTypeC1ポートの12インチMacBookで全て行うという変態プレイなので、給電可能なTypeCハブと4ポートのUSB-Aハブを組み合わせて使う。

左:エレコムのUSB-Aハブ・ω・。ちなみに今回はUSB2.0。おそい。
TypeCハブのUSB-AにUSB-Aハブを刺せば、4つを接続しつつ充電も可能。TypeC1ポートから接続と同時に充電も可能なので、12インチMacBookにおいては必須級。
USBメモリや外付けSSDが3.0以上対応なら、ハブも3.0以上にするとスムーズ。ハブ自体はセリアに100円+税であるのでそれでもいいけど、USB1.1とかなのでやはり遅い。
新しめのMacBookAirやMacBookPro下位モデルのようなTypeC×2ポートの機種の場合、最悪TypeC→USB-A変換とUSB-Aハブをセリアで買えば200円+税で済む。余ったTypeCで充電すれば電源切れの心配もない。
また、USBメモリ・外付けSSD・マウス・キーボードを全てTypeCで揃えればTypeCポートを増やせるハブでも問題ない。・・・けど、逆に揃えるハードルは高いので意味もない。
6:気力と時間
結構真面目に大事。OSインストールがスムーズに行って約30分、ドライバインストールも最低10分前後はかかる。そして2台目Macのドライバ追加時にミスれば全部チャラでOSインストールからやり直しな上にドライバ特定のための試行錯誤も必要。
成功率を最大限高めるような手順で記載はしたけど、外付けSSD1本使ってるのでやっぱ慎重にやりたい。前日しっかり寝て、時間ある時にコーヒー片手にクッキーでも食べながらゆっくりやりましょう。わたしは子供舌だからココアだけどな!
手順
サクサクと上からこなしましょう。
1:Windowsのインストール用USBメモリの作成
どちらのMacでやってもOK。全てmacOSで行う。
1-1:Windows 10のISOファイルのダウンロード
まずはMicrosoft公式から、Windows10のISOファイルをダウンロードする。執筆時点では21H1(May 2021 Update)。
好きなバージョンを指定してインストールしたいならRufusを使うと狙ったバージョンのISOを落とせる。Rufusについてここでは解説しないけど、バージョン関係なくISOを用意してしまえば後の手順は同じ。
1-2:Windows10インストール用USBメモリの作成
専用ツール等は必要なく、macOSの標準環境のみで片付く。
1-2-1:USBメモリの初期化
用意したインストール用USBメモリを接続し、ディスクユーティリティを起動。USBメモリ(パーティションではなく、デバイス)を選択し、消去を行う。USBメモリ内のデータは消滅するので、必要なデータが残っている場合はMac本体にバックアップ推奨。
間違って違うSSD/HDDを選ぶと、使っているデータが吹っ飛ぶので慎重に。とはいえ容量やデバイス名を見比べれば間違いは少なくなる。

設定はフォーマットが「exFAT」、方式が「マスター・ブート・レコード」。名前はなんでも良いが、後でこの名前を確認出来る場面があるので分かりやすくしておくといい。今回は「WinInstall」で。設定が終わったら消去をクリック。

完了。次はFinderを開く。
1-2-2:起動可能なUSBメモリの作成
Finderを起動したら、ダウンロードしたWindows10のISOファイルをダブルクリックで開く。ISOファイルがマウントされ、中身が見えるようになる。
新しいウインドウを開いて同時に初期化したUSBメモリの中を表示しておく。

そしてISOファイルの中身を全て選び、USBメモリへドラッグ&ドロップしてコピー。
右クリックでコピー→ペーストでもいいし、サイドバーを使ってUSBメモリにドラッグ&ドロップしてもいい。USBメモリ直下に置くことが重要。

結構時間がかかるので放置。今回の容量は5.73GBだった。
完了したらマウントしたISOファイルは取り外してOK。USBメモリはまだ差したまま。
1-2-3:BootCampのダウンロード
続けて「Boot Camp アシスタント」を開く。
案内が出てくるが無視して、上のメニューバーよりアクション→「Windowsサポートソフトウェアをダウンロード」。

保存先を聞かれるので、Macの内蔵ドライブの好きな場所に保存する。
この後もう1台でも同じことをするので、まだUSBメモリ内に保存してはダメ。ミスってUSBメモリに保存すると後で混乱することになるので注意。

完了したら閉じてOK。そして、同じようにもう1台のMacでもWindowsサポートソフトウェアを内蔵ドライブにダウンロードしておく。
それぞれのMacの本体へダウンロードが完了したら次へ。
1-2-4:BootCampをUSBメモリに保存
まずはUSBメモリを刺しているMacで、USBメモリ内に新規フォルダを作成する。名前はどちらのMacかが分かるように、半角英数字で付ける。
半角英数字で付けるのは、後でこの名前をドライバ不足の環境下のキーボードで入力する場面があり、日本語や記号等はまともに使えない可能性が高いため。(早い話がキー配列が合わせられない。半角英数字は共通なので安心)

作成したフォルダへ、ダウンロードした「WindowsSupportフォルダの中身」をコピーする。
今回はiMac上で、「imac」というフォルダを作成して保存した。サイズは2.78GBだったが、機種によってかなり変わる。
コピーが完了したらUSBメモリを取り外し、もう1台のMacへ差し替える。

もう1台のMacで同じように機種が分かる名前で新規フォルダを作成、ダウンロードしておいた「WindowsSupportフォルダの中身」を作った新規フォルダにコピー。
今回の容量は1GBを切っていた。環境によって容量は違うが、少なくともほとんどの場合で1台目のものと容量が違うので全く別のものだと分かる。これがUSBメモリに直接ダウンロードしなかった理由。
これでMac2台分のBootCampが、それぞれの名前のフォルダに保存されたことになる。
作成したフォルダ名はしっかり覚えておくこと。後で確認できる場面があるので、識別しやすいようにしておくといい。

2台分のBootCampがコピー完了。2台のMac用のフォルダと「boot」「efi」などがわちゃわちゃしていることを確認したら準備完了、USBメモリを取り外す。

大体こんなイメージ。BootCamp2種を入れると8GBでは収まらないことが多い。
2:インストーラを起動、コマンドプロンプトの表示
ここからほとんど最後まで、1台のMacで作業することになる。USBポートが多いMacを所持しているなら、そちらを利用するとハブが不要になって楽かもしれない。
また充電は出来る限り済ませて、更に電源に接続しておくように。バッテリー残量が少ないまま先まで進めても、電源落ちたら全部チャラでここからやり直すハメになる。デスクトップMacなら電源の不安はないので安心。
今回は12インチMacBook(2016)でやった。多分12インチが一番面倒臭い。
2-1:作成したUSBメモリからMacを起動
ハブ・電源を繋ぎ、作成したUSBメモリ・USBマウス・USBキーボードを接続する。それ以外の周辺機器やインストール予定の外付けSSDは全て外しておくこと。余分なストレージ等が付いているとUSBメモリから起動できないことがある(1敗)。あと後に混同する場面もあるので、不要なものは絶対外す。

12インチMacBookだとTypeCハブ+4ポートUSB-Aハブでギリギリなのがよく分かる。
こんな感じ。機種によってはこれより余裕のある配線ができる場合もある。
配線が完了し、軽く操作して全てが認識されていることを確認。もし端子が緩かったり接触が悪いのであれば、可能な限り動かさないで済むように置き場所も考えた方がいい。ここから1時間近くは拘束される。
全て認識されたら、Macを再起動(シャットダウンではなく)。macOSが終了して、起動し直すタイミング(起動音が鳴ったり画面のバックライトがついた直後)でOptionキーを長押し。

この画面が出たらOptionキーは離してOK。十字キーの左右で「EFI Boot」に合わせて、Enterで起動。
例のロゴがしばらく表示された後・・・


結構な時間がかかってから、言語選択画面が現れる。初期設定で日本語になっているはずなのでそのまま「次へ」をクリック。日本語になっていなければ「言語:日本語、時刻と通貨:日本語、入力方式:Microsoft IME、キーボードの種類:日本語キーボード」で合わせてから「次へ」。
表示が小さすぎるのはRetinaディスプレイの高解像度が原因なので諦めましょう(或いは美しさに喜びましょう)。
ここから先、Windowsの標準ドライバで動かせない機種は全ての操作をUSBキーボードとマウスに頼ることになる。
2-2:コマンドプロンプトの表示

さぁ押せと言わんばかりにインストールボタンがいますが、ガン無視して左下の「コンピュータを修復する」をクリック。
そのまま「トラブルシューティング」→「コマンド プロンプト」と進んでいく。



コマンドプロンプトが表示されたら次へ進む。
ちなみに、インストールボタンがある最初の画面でShift+F10キーを押してもコマンドプロンプトが表示される。

こっちでもOK、後の手順は変わらない。
この方法ならインストールボタンが置かれたウインドウが鎮座したままなので、真っ青だと怖いからウインドウ1つくらいあってほしいって人はこっちの手順でどうぞ。意味ないけどね。
3:外付けSSDへ必要パーティションを用意
ここからしばらくコマンドラッシュ。打ってEnter、その繰り返し。
3-1:インストール先の外付けSSDを見つける
見つけるとは言ったが、まだ外付けSSDは接続しない。
まずは「diskpart」。DiskPartと呼ばれる、ドライブとか諸々を管理するツールが起動する。
そのまま「list disk」。手順通りに進めていれば、USBメモリの容量が表示されるはず。
diskpart
list disk

昔の機種だとMacの内蔵ディスクも表示される場合があるので、容量とディスクの数字をしっかり見ておくこと。ミスるとデータが飛ぶ。
今回のMacBook2016ではUSBメモリしか表示されなかったので安心。以前MacBookAir2012で表示されたことがあったので、機種によると思われる。
確認が済んだら、ここでインストール先の外付けSSDを接続。
そして5秒ほど待って、もう一度「list disk」。


さっきと比べて外付けSSDが増えたはず。こいつのディスク番号を覚えておく。
今回は116GBのディスク1が追加されたので、こいつが外付けSSD。
内蔵SSD128GBのMacBookで外付けSSD128GBを使ったりするとマジで引っかかりやすいので注意。コマンドはログが残るのでしっかり見比べて、増えた方のディスクを覚えること。
3-2:パーティション作成とフォーマット
ここから先、外付けSSDがディスク1だと仮定して進める。もしあなたのMacのディスク1が内蔵SSDならそのまま打ち込むとMacのデータが吹っ飛ぶので、ちゃんと覚えた番号に置き換えること。
3-2-1:ブートパーティションの作成
まずは「select disk 1」でさっき見つけた外付けSSDを選ぶ。
そして「clean」で選んだ外付けSSDを初期化。
「create partition primary size=350」で、先頭に350MBのパーティションを作る。これはブートパーティションになるので必須。
select disk 1
clean
create partition primary size=350
続けて「create partition primary size=49152」で、2番目に48GBのパーティションを作る。これはWindowsを格納するシステムパーティション(所謂Cドライブ)になるので、「size=49152」の部分は好きに置き換えてOK(単位はMB、1024MB=1GB)。最低でも40GB(=40960MB)はあった方がいい。
最後に「create partition primary」(=サイズを指定しない)で、残った容量全てを割り当てたパーティションを作る。これは後にexFATでフォーマットし、WindowsとMac両方からアクセス可能な領域にする(インストールしたWindowsから見ると大体Dドライブになる)。システムパーティションとの配分はしっかり考えよう。
create partition primary size=49152
create partition primary
※size=49152は、求めるWindows環境の容量に応じて変更(単位:MB)

全て打ち込むと、SSD内にパーティションが3つ作られる。
3-2-2:各パーティションのフォーマット
まずは「select partition 1」で1番目の350MBのパーティションを選ぶ。写真ではミスって写し損ねてしまったけど必ず行う。
そして「format fs=fat32 quick」でFAT32のクイックフォーマットを行う。
フォーマットが終わったら「active」でアクティブに設定。正直よくわかんないけど必須らしい。
その後「assign letter=b」でBドライブに設定。多分Bootの略ね。変えてもいいけど、この後打ち込む場面が出てくるのでBドライブにしたと仮定して進める。ちなみにインストール後には見えなくなる。
select partition 1
format fs=fat32 quick
active
assign letter=b
同じように、他2つのパーティションもフォーマット。
「select partition 2」でシステムパーティションを選択。
「format fs=ntfs quick」でNTFSにクイックフォーマット。
「assign letter=o」でOドライブに設定。OSって意味ね。
続けて「select partition 3」でmacOSとの共有スペースを選択。
「format fs=exfat quick」でexFATにクイックフォーマット。
これで完成。パーティション3はインストールが終わるまで覗かないので、ドライブレターは不要。
select partition 2
format fs=ntfs quick
assign letter=o
select partition 3
format fs=exfat quick

完成したら「list partition」でちゃんと出来ているか確認してみよう。Partition1が350MBであることが重要。Microsoft的には100MBでもいいらしいけどね。
こちらでは容量の単位にしっかりGBも使われるので分かりやすい。
確認が終わったら、「exit」でDiskPartとはお別れ。
list partition
exit
4:Windowsのインストール
いよいよインストール本番。と言っても大体ミスるのはさっきのディスク弄りとこれより後のドライバだったりする。
待ち時間が多くなるので、ちょうどいい暇つぶしを用意しておくといい。
4-1:インストールUSBメモリ探し
まずは「wmic logicaldisk get caption」でドライブレターのリストを出す。ここからインストール用USBメモリを特定する。必要なのはsourcesフォルダにあるinstall.wim。
このうちBとOはさっき作った外付けSSD内パーティションなので除外。今回はCとX。
「dir c¥sources¥」で片っ端から中のファイルを覗いて特定する。sourcesフォルダの中身が表示されたら正解、存在しないと言われたら別のドライブレターで探す。けど大体Cが正解。
wmic logicaldisk get caption
dir c:¥sources¥

このタイミングで、最初にUSBメモリをフォーマットするときに付けた名前がボリュームラベルとして表示されるので判別はしやすい。
一応install.wimを探しておく。アルファベット順に並んでいるので探すのは楽。

4-2:インストールイメージの書き込み
変な言い方をしているが、実質これがWindowsのインストール作業。外付けSSDにインストールするときはこちらの手法を使う。
書き込む前に目的のエディション(HomeとかProとか)を探し出す。install.wimに全エディションのデータが含まれているので、中身を表示させる。
「dism /get-wiminfo /wimfile:c:¥sources¥install.wim」でwimファイルを覗く。wimファイルへのパスは、Cドライブ以外にあったならそれに応じて変更する。
Cドライブにあったと仮定して進めていく。
dism /get-wiminfo /wimfile:c:¥sources¥install.wim

目的のエディションを見つけたら、インデックス番号を覚えておく。
いよいよ書き込み。「dism /apply-image /imagefile:c:¥sources¥install.wim /index=3 /applydir:o:¥」で書き込める。
imagefileのパスは先ほどと同じく場所に合わせて。index=3は目的のエディション、今回はWindows10Pro。
applydir:o:¥は外付けSSDのシステムパーティションのドライブレター。この記事の手順通りならそのままでOK。
dism /apply-image /imagefile:c:¥sources¥install.wim /index=3 /applydir:o:¥

なんとなく予想できるとは思うが、めっちゃ待たされる。「イメージを適用しています」が100%まで進めば完了。

今回は8分ちょっとで終わった。USB3.0環境ならもう少し早いかも。
4-3:最低限のドライバを導入
後からBootCampで入れることは多分出来るんだけど、先にやっておくとトラックパッドやキーボードがすぐ使えるようになって楽。ディスプレイドライバとかも入ってくれるので先にやっておく。
wimを探すときと同じように、今度はUSBメモリのルートフォルダの中身を確認する。コマンドは「dir c:¥」。
ここで、今使っているMac用のBootCampを保存したフォルダを探して中を覗く。わたしはmacbookという名前で保存したので、「dir c:¥macbook¥」。
dir c:¥
dir c:¥macbook¥

手順通りに進めていればここで「$WinPEDriver$」フォルダの存在が確認できる。
このWinPEDriverの中身を全て外付けSSDのWindowsにインストールする。
コマンドは「dism /image:o:¥ /add-driver /driver:c:¥macbook¥$WinPEDriver$ /recurse /forceunsigned」。
もちろんimageやdriverのパスは環境に応じて変更。手順に従ってるならほぼそのまま。
dism /image:o:¥ /add-driver /driver:c:¥macbook¥$WinPEDriver$ /recurse /forceunsigned

初手から問題が発生しましたとか言われるけど、これはautorun.infという全く関係ないファイルもまとめて開こうとしているから。知っている人は知っていることだが、autorun.infはドライバですらないので無視してOK。
autorun.infにエラーを出してからは正常にインストールが進み、次々とドライバが組み込まれていく。これもちょっと時間かかる。
4-4:ブートパーティションの設定
先頭のFAT32パーティションに、起動用のファイルを書き込む。
「o:¥Windows¥System32¥bcdboot o:¥Windows /l ja-JP /s b: /f ALL」。「/l ja-JP」のlは小文字のL。
o:¥Windows¥System32¥bcdboot o:¥Windows /l ja-JP /s b: /f ALL

これで起動可能な状態になったので、環境の設定を進めていく。
5:初期設定
いつもの。シャットダウンしてから、インストール用のUSBメモリを取り外す。

Optionキーを押しながら起動。インストールUSBメモリではなく、外付けSSDの起動パーティションがきちんと読み込まれるはず。

全く同じ「EFI Boot」だけど、これがさっき作ったブートパーティション。これを選択して起動する。
ちなみに機種によっては同時に「Windows」も表示されたり、逆に「EFI Boot」が存在せず「Windows」しか表示されないこともある。
原因はわかっていないけど、大体「EFI Boot」優先、存在しなければ「Windows」でもいけるイメージ。

選択するとクッソ長いロードの後設定画面が現れる。お好みで設定。



ただしネットワークだけは接続しない。そもそもWi-Fiのドライバが欠けていることがあるのと、Microsoftアカウントのログインを強制されて面倒になるので。

あとは流れ。パスワードは空でもOK、CortanaもスルーでOK。





全部終わるとまた長い待ち時間。

はいこんにちは。
これが終わるとデスクトップが表示されるので、ドライバの導入へ進む。

6:BootCampのインストール
まずはインストール用USBメモリを接続して読み込ませる。exFATフォーマットで作成しているため、Windowsでそのまま読み込める。

そのままエクスプローラーで中を覗き、現在起動しているMac用のBootCampをインストールする。フォルダ直下の「Setup」を起動すればOK。(何気に初期設定なので拡張子がまだ表示されていない)



インストーラーが起動したら、流れに沿って進める。特に迷う要素はないはず。
インストールもまためちゃ長いので放置安定。



しばらく進むとドライバ追加の確認画面が出てくるので全部インストール。


完了したら指示通り再起動。起動時には忘れずにOptionを押しておく。・・・と、ここで一つトラップが。

EFI Boot、2つあるじゃん!!!!!
・・・インストーラー実行中なので外付けSSDとUSBメモリが両方とも外せず、そのまま再起動を求められるため必然的にこうなる。
macOSのこれは非常によく出来ていて、この画面のままインストール用USBメモリだけ抜いてしまえばOK。


生き残った方が外付けSSDなので、外付けSSDから起動する。




サインインして各種ドライバが機能していることを確認。またBootCampソフトウェアが自動起動するように設定されており、それの起動後はmacOSで使えた各種機能が使えるようになっている。
Wi-FiとBluetoothが機能し、バッテリー残量が表示され、キーボードが光り、ファンクションキーも機能する。
作業を行なったMac1台でのみ使用する予定ならここで作業は終了。お好みで環境を調整すれば、そのまま使えるようになる。
他のMacでも使い回す場合、この後にドライバの追加を行なっていく。主にスピーカー・トラックパッド・キーボード。
7:足りないドライバのインストール
今回はMacBookでインストール・iMacを追加なので、トラブルが発生したのはサウンドのみ。とはいえ、トラックパッドやキーボードでも手順はほぼ変わらない。
7-1:現在有効なドライバの確認
識別のため、まずはインストール作業を行なったMacでデバイスマネージャーを開く。呼び出すにはスタートボタンを右クリックするのが早い。

呼び出したら必要に応じてデバイス名を確認しておく。「サウンド・ビデオ・およびゲームコントローラー」でスピーカー、「ネットワークアダプター」でWi-Fi、「ヒューマンインターフェイスデバイス」でキーボードやトラックパッドが見れる。
特にスピーカーは型番が違うためしっかりと。今回はMacBook2016でCS4208(AB101)。
確認が終わったらシャットダウン、もう1台のMacに差し替える。今回は21.5インチiMac2013。
USBキーボードやマウスごと全て差し替え。先ほどと同じく起動時のトラップ回避のため、インストールUSBだけは外す。

差し替えて外付けSSDが認識されたことを確認したら再起動。起動のタイミングに合わせてOptionキーを長押し、起動デバイス選択で「EFI Boot」を選択。なければ「Windows」、両方あるなら「EFI Boot」。両方ないなら接続ミスなので、関係ないストレージが全部外されているか確認。


再度「デバイスを準備しています」が入る。2回目以降は不要になる
起動完了したらサインインし、動作しているデバイスを確認。内蔵キーボードやトラックパッド・Bluetoothマウス等が動けばラッキー。スピーカーは高確率で動かない。
キーボードやトラックパッドが動かない場合は、そのままUSBキーボードやマウスで操作する。


今回は運良くBluetoothが動作。MacBookで入れておいたBootCampのおかげで、キーボードのショートカットでの音量変更は動作した(ショートカットにBootCampのバージョンは関係ない)。
スピーカーだけ再生されず。これのドライバを追加する。
7-2:ドライバの追加
基本的にはどのデバイスでも同一。まずはデバイスマネージャーを確認。

ディスプレイ用オーディオとなって再生できないトラブルはよくあるので、その場合はディスプレイ用オーディオ自体のドライバを差し替える。今回は「CS4206B(AB06)」がいたので、そちらを差し替えていく。
ここでインストール用USBメモリを接続して、中身を確認。

ドライバーの追加には多分2通りの手法がある。両方乗せるので、試してダメだったらもう一方で行うと成功するかも。
7-2-A:個別にインストーラーを実行する
BootCampにはBootCamp本体+全てのドライバを導入できるインストーラー以外に、個別のドライバ用にインストーラーが用意されている。BootCamp本体のインストーラーは使用中のMacに適合するバージョンと違う場合実行出来ないため、個別にインストールを行うことで追加する。
USBメモリ内の機種名のフォルダの中、「BootCamp」→「Drivers」を確認。デバイスマネージャーから得た文字列を頼りに目的のドライバを探す。今回の「CS4206B(AB06)」はおそらく「Cirrus」内のこれ。

インストーラーを見つけたら実行。手順に従いインストールすれば完了。


7-2-B:infファイルをデバイスマネージャーで読み込ませる
USBメモリ内の機種名のフォルダの中、「$WinPEDriver$」を確認。このフォルダから足りないものを追加する。

ほとんどの名前は分かりやすくなっている。「IntelHswBdwGfx64」の「Hsw」は多分「Haswell(IntelCPUのアーキテクチャの一つ)」。今回のiMacは「i5-4570R」なのでこれに属する。「IVB」は多分「Ivy Bridge」。
ディスプレイとサウンドはCPUと関連づけられたドライバを用いるので、このフォルダの中のドライバで動作させることになる。
確認が終わったらデバイスマネージャーで、該当するデバイスを右クリックして「ドライバーの更新」。

「コンピューターを参照してドライバーを検索」→「コンピューター上の利用可能なドライバの一覧から選択します」→「ディスク使用」→「参照」で、対応するドライバー(infファイル)を選ぶ。






「次へ」で進めればインストール完了。
ここまで進めれば大抵の場合はデバイスが利用可能になっているはず。

今回は再生デバイスに追加される形で利用可能になった。



あとはドライブ名変えたり背景変えたり、お好みで設定をいじれば完成。外ハネ百合子、好き。
いくつか補足
やるとMacでのWindows環境が快適になるかも、な設定一覧。一般的なBootCamp環境でも使われているものばかり。
USキーボードから日本語キーボード(JIS)にする
何故かUSキーボードになっていることがあるので。記号の入力方法が変更されて打ちやすくなる。
設定アプリ→時刻と言語→言語。優先する言語→日本語→オプションで、ハードウェアキーボードレイアウトを変えればOK。


USキーボードのMacなら英語のまま、日本語キーボードなら日本語に設定すると綺麗に揃う。
スクロールの向きを逆にする
macOSとWindowsではトラックパッドやマウスのスクロールの向きが反対になる。ここではmacOSの設定に合わせ、MagicMouseやトラックパッドを快適に使えるようにする。
スタートボタンを右クリックして、ファイル名を指定して実行を開く。「regedit」でレジストリの編集画面を出す。

「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SYSTEM」→「ControlSet001」→「Enum」→「HID」へ移動。デバイスごとにフォルダが作られているので、デバイスマネージャーの情報を参考にマウスを探し出す。


VIDやPIDのフォルダ内には英数字のフォルダがあり、さらにその奥に「Device Parameters」フォルダがある。そこにホイール向きに関する値がある。
変更するのは「FlipFlopWheel」と「FlipFlopHScroll」。それぞれ縦横を表しており、値は「0」となっているはずなので両方の値を「1」に変更する。該当するフォルダが複数あるなら全部変更。

終わったら再起動。スクロールが今までと逆、つまりmacOS時と同じ向きになっているはず。
「かな」「英数」で日本語と英語を完全に切り替える
Windowsでは半角/全角やひらがな/カタカナキー等で順番に切り替えることが多いが、Macユーザーのお気に入りであるかな/英数キーがそのままでは使えない。これを回避する設定。
具体的には、英数キーをIME無効化(キーボード通り=アルファベットでしか打てない)に設定。「かな」を「IME有効化」に設定して日本語固定にすることで、実質的に日本語/英数字の固定切り替えに対応させる。
探した限り最新バージョンのMicrosoftIMEでは設定が見つからなかったので、旧バージョンに戻すオプションとセットで使う。
画面右下の入力切り替えアイコンを右クリックして「設定」。IMEの設定を開く。

「全般」の「互換性」に、「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」オプションがあるので、これをオンに設定。確認が出るがそのまま進める。

これで下に「詳細設定」が出現するので、ここからキーの設定を行えるようになる。「詳細設定を開く」で設定ウインドウを表示させたら、「編集操作」「キー設定」の「変更」から詳細設定画面を開く。


「無変換」と「ひらがな」の2キーの設定を変更する。「無変換」はMacの「英数」、「ひらがな」はMacの「かな」になる。
よって無変換を「IME-オフ」、ひらがなを「IME-オン」に設定すればOK。


必ず「IME-オン」と「IME-オフ」で個別に設定を行うこと
これでMacと同じようになったはず。どのようなモードで英数キーを何回押しても英数になり、逆にかなキーを何度押してもひらがなになる。

トラックパッドの3本指/4本指ジェスチャを有効化する
3本指横スワイプでマルチデスクトップ切り替えたりできるアレ。Windowsでも有効にできるが公式ではT2チップ搭載限定であり、旧型で行うためにはトラックパッドを「高精度タッチパッド」と認識させる作業が必要。
高精度と認識させるための非公式ドライバが公開されているのでこれを用いる。名前は「Mac Precision Touchpad」、GitHubに公開されているので「Releases」から添付されているzipファイルをダウンロードして解凍。中にあるinfファイルを右クリック→「インストール」でOK。




内蔵トラックパッドのほか、MagicTrackPad2でも処理が行われる模様。これは未所持のため確認できていない。
もしもインストールでエラーが発生した場合大抵署名関係なので、署名を不要にするコマンドで一時的に切り抜ける。
管理者権限でコマンドプロンプトを開き、「bcdedit -set TESTSIGNING ON」。


完了したら再起動して、その後にインストールすればエラーが出ずに通るはず。

高精度タッチパッドとして認識され、ジェスチャ含む設定が利用可能になる。3本指左右でデスクトップ移動はこちらでも似たように扱えて便利。
感想
これで起動可能・差し替えOKなWindows環境が完成。exFATパーティションが空いているので、そこにデータを置くことで保管庫としても機能する。
わたしはexFATパーティションにXsMaxで収録したミリシタMVの動画を保管して、iPadで再生している。1本で複数の役割を兼ねられるので、単純に作成しておくと便利。

MinecraftのWindows10EditionならBedrockのスマホやSwitchとマルチだってできる。地味にこれmacOS環境だとJavaEditionしか使えないので便利。ちなみにBeta時代に1000円で購入したのが放置されてた。
なお12インチMacBookではスペック不足でまともに遊べないので、Air/ProやiMacでやりましょう。ちゃんと差し替えればそっちで遊べるようになる。

マイクラWin10以外にMacでも使っているゲーミングマウスとフットペダルの設定ソフトや、歌声りっぷ・VOICEROID等のWindows必須なアプリを導入しておくつもり。
iMac+MacBook用にVOICEROID+か2のライセンスもう1つ買おうかなぁ・・・でも使用頻度そんなに多くないしなぁ・・・夢は広がるけど、お悩みも増えたかも。





windows10を2台のMacで使えるようにした場合、windowsのライセンスはどのように対処してるのでしょうか?
Windows10は動作機器とライセンスを紐づけているので、記事の内容だと1ライセンスを2台のMacで使うことになるのですが?
前提として記載の通り、その辺りガン無視して進めてます。
よってライセンスは未認証のままで放置しており、あくまで実験的な導入に過ぎません。
この記事はmacOS環境に傷をつけない=macOSとの共存を目標としていますが、IntelMacは最新のmacOSに対応出来なくなりつつある為、IntelMacを使うことそのものが非推奨となっています。
現在はAppleシリコンMacで仮想マシンかGPTKを用いたWine環境が主流であり、そちらであれば仮想マシン本体をUSBSSDに置くだけで簡単に共有できます。有料のParallelsに頼る必要はなく、VMwareFusionでもこの記事で構築したIntelMac並みに快適に動作するため、現実的にこの記事の手順を実行する理由も薄まっています。
よってこの記事は今後、実験以上の価値を持たなくなると思われます。