TX-NR646以降はDolby Atmos対応で、中古相場2万円台と手に取りやすくなっているためコスパが良い。わたしはDolbyVisionパススルーに対応した1世代先のTX-NR656を購入し愛用している。
ただHomekitやAirPlay2に対応しておらず、旧型らしく微妙に機能が足りてない部分がある。これらを補うべくMacminiとHomebridgeでどうにかしようという趣旨。
使用プラグイン
元々ONKYOのアンプを追加するプラグインはあったものの更新停止しており、別の人がフォークして更新している。フォーク版はこちら。
Config-UI-Xで入れると設定が少し楽だけど、npm install -g homebridge-onkyoで手動インストールも可能。
Config
事前にアンプの設定からMACアドレスを確認。MACアドレスを使ってルーター側でIP固定を行っておく必要がある。
サンプルはさっきのページにあるけど、もう少し噛み砕いてみるとこんな感じ。
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"platforms": [{ "platform": "Onkyo", "receivers": [ { "name": "Receiver", //Homekitでの表示名 "model": "TX-NR609", //モデル名。ドキュメントから探す "ip_address": "10.0.0.46", //ルーター側で固定したIPアドレス "zone": "main", //使用するゾーン(通常はmain) "default_input": "net", //起動した時の入力設定 "max_volume": "40", //最大音量制限(アプリや本体とは競合しない) "map_volume_100": true, //↑を100%として音量表示 "inputs": [ {"input_name": "dvd", "display_name": "Blu-ray"}, {"input_name": "video2", "display_name": "Switch"}, {"input_name": "video3", "display_name": "Wii U"}, {"input_name": "video6", "display_name": "Apple TV"}, {"input_name": "video4", "display_name": "AUX"}, {"input_name": "cd", "display_name": "TV/CD"} ], //最初は初期設定で動かし、Homekitでの表示を見て調節 "volume_type": "speed", //音量をファン速度として変更可能 "filter_inputs": false //最初はfalse、設定後はtrueに変更 } ] }] |
- nameは自由
- modelは機種型番を入力、リストはここ。万が一使っている機種がなかった場合はTX-NR609にしておくとワンチャン動くかも
- max_volumeを設定した上でmap_volume_100をtrueにすると、音量を数字でなく割合で操作可能になる。例えば最大音量を40にしてHomekitから50%にすると内部音量は20になる
- inputsはinput_nameに内部名称が大量に使われているので特定が困難。inputsを初期設定のままでfilter_inputsをfalseにしていると全ての入力が内部名称で表示されるため、これで切り替えて音を出すことで特定していく必要あり

初期設定だとここにえげつない数の内部名称が並ぶ
まずはこの設定で追加し、入力切り替えの一覧をガチャガチャしてみる。音を聞きながら必要な入力とHomekitでの表示を照合させ、使いたい入力のリストを作る。
アプリやリモコンから切り替えつつ監視してもOK。切り替え後に数秒でHomekitでの表示も切り替わるので、より簡単に現在の入力の内部名称を確認できる。
リストが完成したらconfigのinputs内、input_nameに記載していく。
display_nameとして表示名を設定してあげれば、好きな設定名で入力切り替え可能になる。
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"inputs": [ { "input_name": "tv", "display_name": "TV" }, { "input_name": "strm-box", "display_name": "Apple TV" }, { "input_name": "dvd", "display_name": "BD Player" }, { "input_name": "video3", "display_name": "Wii U" }, { "input_name": "video6", "display_name": "AirPlay2" }, { "input_name": "network", "display_name": "AirPlay" } ], "default_input": "video6", "filter_inputs": true, |
設定が終わったら、必要に応じてdefault_inputに内部名称で設定する。
最初にfalseにしておいたfilter_inputsをtrueに設定すれば完成。
応用
Homekitプラグとの連携
常に入力と電源を監視してくれるので、上で述べた通りアプリやリモコンで操作した時もHomekitに数秒で反映される。
この特性を活かしてアンプの電源に応じてサブウーファーを繋いだスマートプラグを切り替えるオートメーションを仕込めば、アンプにウーファー用コンセントがない問題を解消することが出来る。

アンプのオンでプラグもオン・アンプのオフでプラグもオフとすれば、以降はサブウーファーの電源を気にする必要は一切なくなる。同じくテレビオンでアンプオンのオートメーションを組むかHDMI CECの電源連動と合わせれば、操作1回でテレビ・アンプ・ウーファーを付けることも叶う。
何気にスマートプラグと赤外線を同時に操作できるSwitchBot学習リモコンの価値が少し落ちるけど、あちらは今まで通りアンプの電源を赤外線で付けつつBDプレイヤーやテレビの細かい操作も行えるので共存は出来ている。
もちろんアンプをSwitchBotリモコンでつけてもしっかりHomekitオートメーションでウーファーがつくので、スマートプラグを学習リモコンから消してしまってOK。当然スマートプラグもHomekitにさえ対応していれば、学習リモコンに合わせたSwitchBot製のものを使う必要もなくなる。
流石に入力切り替えを条件としたオートメーションは組めないけど、それでもかなりの手間軽減に繋がっている。
Mac mini/AirMac Expressとの連携
MacminiのAirPlayレシーバー機能を併用し光デジタルで繋いでおくことで、Homekitで入力切り替えするだけでAirPlay2が使えるようになるのも魅力的。
実際にはHomekitから電源オン・入力切り替え・デバイス上でAirPlay出力と3手必要だが、default_inputをMacminiにしておけば1手減らすことが出来る。
default_inputの設定はHomekit上でのみ作動するため、映像を見るために学習リモコンやアプリで操作した時にはきちんと前回の入力を参照することになり邪魔にもならない。
テレビをつけずに音声のみ楽しむ場合に限り、アンプ電源オン→デバイスから出力の2手でスピーカーから音楽を再生することが出来るため無駄がない。
更にはテレビを付けたりしてアンプが何かの音声や映像を受信するとCEC機能で自動で本来の入力に切り替わるため、default_inputをAirPlay2にしていても結果的に邪魔になることはない。
AirPlay2レシーバー役は中古で2000円台以下で購入可能なAirMacExpress(11n,第2世代限定)でも良い。その場合は丸型-角形の光デジタルケーブルを要することに注意。
総評
赤外線と違ってステータス取得が自動で行われる上に、クラウドを介さずLAN内通信で完結するため非常に使い勝手が良いプラグイン。
アンプの入力切り替えと音量をHomekit対応させれば繋がっているHDMIデバイス全てに恩恵があるため、リモコンを手に取る回数が大幅に減る。
個人的にはAirPlay2を用いた音楽再生が圧倒的に多いので、デフォルト設定が上手く機能してくれている。アンプの電源をつけるだけで入力がAirPlayになりサブウーファーもついて再生準備が整うのは非常に快適で、今後はHomePodに頼らず音楽再生を行う場面が増えそうな雰囲気。
HomekitとAirPlay2は長持ちする規格になりそうだし、どんどん対応機器を増やしていく予定。




